⭐ 問題
エンディングノートに書いた内容は
遺言書として法的な効力があるか
①どんな書き方でもある
②原則としてない
③家族が同意すればある
(答えは記事の最後に!)
終活ゆるっと雑談会で
こんなカードを使っています
「死について話すことは縁起が悪いことなんかじゃない」
このカードについて
これまで参加された方は全員
「〇(はい)」と答えてくださいました
私自身もこの質問には同意しています
でもよく考えてみると
それは死についてまだ実感がないからではないか
そんなふうに思うのです
以前
地元の包括支援センターから
広報誌に載せる終活の記事を
A4一枚程度で書いてほしいと依頼されました
内容を尋ねると「終活に関することならなんでも」とのこと
範囲を絞ってほしいとお願いしても「お任せします」
そこで
「エンディングノートを書きましょう」という内容でまとめて寄稿しました
後日
担当の方からお礼の連絡をいただいたとき
こんな話を聞きました
センターに来られる高齢の方の多くは
「エンディングノートを書くなんて縁起が悪い」と言って
書かないのだそうです
私はカードを読みながら
自分はまだ死についてじっくり考えたこともなく
死にそうになった経験もないことに気づきました
でも年齢が進んで
体がいうことをきかなくなり
やがて病院通いも日増しに増えて
じわじわと死が迫ってくるのを感じるようになったら
この質問に簡単に「〇」とは答えられなくなるのではないか
そう思ったのです
私の母は
亡くなる半年ほど前から
エンディングノート代わりに
少しずつメモや手記を残していました
今から思うと
迫りくる死と向き合いながら
それでも家族に想いを伝えるために
最後の気力を振り絞って書いていたのだと思います
死が近づくほど
死について話すのは難しくなるのだと思います
だとすれば
話せるのは
実感が薄い「今」なのかもしれません
元気なうちに話しておく
元気なうちに書いておく
縁起が悪いどころか
それは家族へのいちばんのプレゼントなのかもしれません
⭐ 問題の答え
②原則としてないが正解です
エンディングノートには
原則として法的な効力はありません
遺言書には決まった書き方があり
それを満たしていないと効力が認められないためです
ただし全文を自筆で書き
日付・署名・押印がそろうなど
遺言書の要件を満たしていれば
有効になる場合もあります
エンディングノートには法的な効力がありません
裏を返せば
間違えても
書き直しても
誰にも迷惑がかからないということです
「縁起が悪いから書かない」と構えなくても
まずは気軽に
好きな食べ物や
家族へのひとことから
書き始めてみてもいいのかもしれません
そのため
遺産の分け方など法的な効力が必要なことは遺言書に
葬儀の希望や家族へのメッセージなど
遺言書に書ききれない想いはエンディングノートに
という使い分けがおすすめです
「ら・し・さノート」について
このブログでもたびたびご紹介している「ら・し・さノート」は
NPO法人ら・し・さが監修したエンディングノートです
項目に沿って書き込める構成なので
「何を書けばいいかわからない」という方にこそ
ぜひ手に取っていただきたい一冊です
参考文献
エンディングノートと遺言書の法的効力(LIFULL介護)
エンディングノートとは?遺言書との違いや作り方(相続弁護士ALG)
#終活 #エンディングノート #死生観 #終活ゆるっと雑談会 #終活アドバイザー
50代から始める「自分らしい」老後の設計図~後悔しない終活ロードマップ 
