終活の現実をデータで見る|あなたは「知っているだけ」で終わっていませんか?

★今日のクイズ

エンディングノートを「実際に書いている」割合が最も高い年代はどれでしょう?

A. 60代
B. 70代
C. 20代
D. 50代

答えはこの記事の一番下へ ↓

  1. 「終活」は知っているけど、中身はよく知らない?
  2. エンディングノート、持っている人は意外と少ない
  3. 驚きのデータ:20代が一番書いている!
  4. 約8割が老後に不安、でも準備はできていない
  5. 50代こそエンディングノートをポジティブに使おう

私が所属する特定非営利活動法人ら・し・さが、全国2,052名を対象に終活意識の調査を実施しました(2024年12月)。その結果を見ていると、「そうそう、これが現実だよなあ」と思う部分と、「え、意外!」と驚く部分の両方がありました。今日はそのデータをもとに、私なりの感想も交えてお伝えします。

■ ポイント① 「終活」は知っているけど、中身はよく知らない?

「終活」という言葉の認知度は96.9%。ほぼ全員が知っているという結果でした。60代以上では98.8%と、もはや知らない人を探す方が難しいくらいです。

でも、「終活」という言葉を知っていることと、実際に何をするのかを理解していることは別の話です。調査を見ていると、言葉は広まっているのに中身の理解はまだまだこれからだな、と感じます。

私の感想:終活アドバイザーとして活動していても「終活って何をすればいいんですか?」という質問は本当によく受けます。認知度の高さと理解度のギャップ、これが私たちの出番だと思っています。

■ ポイント② エンディングノート、持っている人は意外と少ない

「エンディングノート」の認知度は84.3%と高い一方、実際に持っている人は13.3%にとどまりました。女性の認知度は90.1%と特に高いです。

「知っているけど持っていない」という人が圧倒的に多いわけです。「いつか書こう」「まだ早い」という気持ちが背景にあるのかもしれません。

ここが大事:エンディングノートは「死ぬ準備」ではなく「どう生きたいか」を整理するツールです。持つことへのハードルを下げることが、まず第一歩だと感じています。

■ ポイント③ 驚きのデータ:20代が一番書いている!

エンディングノートを「書いている人」の割合は全体で58.3%。そして年代別で見ると、なんと20代では9割以上が書いているというデータが出ました。これには正直驚きました。

なぜ20代がこんなに意識が高いのか。考えられる理由としては、デジタル遺品への危機感、多様なリスクへの備え意識の高さ、そしてアプリやSNSでカジュアルに取り組めるようになったことがあると思います。

50代の私たちへの教訓:「まだ若いから終活は早い」どころか、若い世代の方が積極的に動いています。世代に関係なく、思い立ったときが始めどきです。

■ ポイント④ 約8割が老後に不安、でも準備はできていない

老後に何らかの不安がある人は約8割。一方で、家族と老後や相続について話したことがある人は34.3%にとどまっています。また未来の準備や制度の認知度は全体的に低いという結果も出ています。

「不安はある。でもどうしていいかわからない」——これが多くの人のホンネではないでしょうか。特に「高齢のおひとりさま」になった場合の困りごととして、介護・死後の手続き・孤独感が上位に挙がっています。

注目のデータ:エンディングノートを書いている人の約7割は家族と話し合いがあるという結果も。書くことが家族の会話のきっかけになるようです。

■ ポイント⑤ 50代こそエンディングノートをポジティブに使おう

このブログのタイトルにもある「50代」。この世代は自分の価値観を整理したり、将来のプランを立てるのに最適な時期だと私は思っています。それはまさに自己分析の一環です。

エンディングノートを通じて、死を「終わり」と捉えるだけでなく、「どう生きたいか」を整理するツールとしてポジティブに活用していくことが大事だと感じています。私自身もら・し・さノートを使いながら、一つひとつ書き進めています。これからこのブログでもその過程をお伝えしていく予定です。

一緒に始めませんか:難しく考えなくて大丈夫です。「今の自分」を書き残すことが、未来の自分と家族への贈り物になります。

「知っているけど動けていない」——終活もエンディングノートも、多くの人がそんな状態にあることがデータから見えてきます。でも、20代が9割以上書いているという事実は、私たち50代にとって背中を押してくれるデータでもあります。まずは一ページ目から。一緒に始めてみましょう。

★クイズの答え

C. 20代

ら・し・さの調査(2024年)によると、エンディングノートを「書いている」割合は20代で9割以上と最も高い結果でした。デジタル遺品への意識の高さやSNS・アプリでのカジュアルな取り組みが背景にあると考えられています。世代に関係なく、始めるなら今が最適なタイミングです。

【参考資料】特定非営利活動法人ら・し・さ「終活意識の全国調査」(2024年12月実施、n=2,052)
【画像出典】Yahoo!フリー画像より

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