デジタルデータの終活|パソコン・スマホの個人情報を守る4つのポイント

★今日のクイズ

パソコンのファイルを「ゴミ箱に捨てて削除」した場合、そのデータはどうなるでしょう?

A. 完全に消えて復元できない
B. 専用ソフトを使えば復元できる可能性がある
C. クラウドに自動保存される
D. 1週間後に自動的に完全削除される

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目次

  1. デジタル機器には「見えない個人情報」が詰まっている
  2. データの廃棄は「表面的な削除」では不十分
  3. パスワードは「もろ刃の剣」
  4. 信頼できる人への引き継ぎが最大の対策

スマートフォンやパソコンの中には、あなたの人生が詰まっています。連絡先、写真、メール、仕事の記録——それらは、適切に処理されなければ、大切な人に迷惑をかけてしまうことも。終活の一環として、デジタルデータの整理と引き継ぎを考えてみましょう。

■ ポイント① デジタル機器には「見えない個人情報」が詰まっている

パソコン・スマートフォン・携帯電話などの機器には、メールアドレスや電話番号、写真、文書など、膨大な個人情報が保存されています。本人だけでなく、知人や取引先の情報が含まれていることも少なくありません。

自分が管理できなくなったとき、それらの情報が外部に漏れてしまうと、自分だけでなく周囲の人にも迷惑をかける可能性があります。だからこそ、エンディングノートに「誰に・どのように処分してもらうか」を書き残しておくことが大切です。

覚えておきたいこと:デジタルデータは「形がない」だけに後回しにしがちですが、個人情報の塊です。紙の書類と同じくらい慎重に扱いましょう。

■ ポイント② データの廃棄は「表面的な削除」では不十分

パソコン等を処分するときは、中のデータを完全に消去する必要があります。ところが、ファイルをゴミ箱に捨てて削除するだけでは、専用のソフトウェアを使えばデータを復元できてしまう可能性があります。

より安全な廃棄方法:①専用のデータ消去ソフトを使う ②ハードディスク破壊サービスを利用する ③信頼できる業者やリサイクルショップに依頼する。いずれも、信頼できる人に事前に頼んでおくことが重要です。

■ ポイント③ パスワードは「もろ刃の剣」

情報を守るためにパスワードをかけることは重要です。しかし、パスワードは万能ではありません。解析される可能性もあり、「パスワードさえあれば絶対安全」とは言えないのが実情です。

また、エンディングノートをパソコンで作成してデータのみで保存していた場合、パスワードがかかっていて死後の手続きに必要な情報が取り出せない、という事態も起こりえます。

パスワードのジレンマに対処するには:①信頼できる人にパスワードを伝えておく ②重要な情報は紙に印刷して保管しておく の2つが有効です。

■ ポイント④ 信頼できる人への引き継ぎが最大の対策

デジタルデータの管理で最も大切なのは、「誰かに知っておいてもらう」ことです。機器の処分方法、パスワード、保存場所——これらをエンディングノートに記録し、信頼できる家族や知人に伝えておきましょう。

エンディングノートに書いておきたい項目:使用機器の一覧/各機器のパスワード/処分をお願いしたい人の名前/重要データの保存場所

デジタルデータは形がないだけに、つい後回しになりがちです。しかし、適切に管理・引き継ぎをしなければ、残された家族や知人に大きな負担をかけてしまうことがあります。終活の一歩として、まずは自分が持つデジタル機器とデータを棚卸しすることから始めてみてください。

★クイズの答え

B. 専用ソフトを使えば復元できる可能性がある

ファイルを削除しても、データそのものはハードディスク上に残っていることがほとんどです。専用の復元ソフトを使えば、削除したはずのファイルが取り出せてしまうケースも。完全な消去には、専用の消去ソフトや物理的な破壊が必要です。

【参考文献】特定非営利活動法人ら・し・さ『終活アドバイザー講座〜自分らしく今を生きる』(執筆・監修)
【画像出典】Yahoo!フリー画像より

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